ロンドン発! 本場イギリスでバイクレースに挑戦

ロンドン発! 本場英国でバイクレースに挑戦

身の程知らずのバイク好きによる、40代からの英国バイクレース参戦記です。

Vol.42 2020 BSB ブランズハッチ GP(Ducati Cup R5 最終戦)

Brands Hatch GP Circuit 2020 BSB Ducati Cup 第5戦(最終戦) ブランズハッチGP ラウンドは、前ラウンドから 4週間空いた 10月16-18日に開催される。ブランズハッチサーキットはロンドン南東にある首都から一番近いサーキット。ただロンドン自体がグレート…

Vol.41 2020 BSB オールトンパーク(Ducati Cup R4)

見通し不良 ここまで、第1戦ドニントン、第2戦スネッタートン、そして第3戦シルバーストーンと順調に進み、一つ噛み合えばトップテンというところまで来た。当然、残る 2戦はそれを成し遂げるためのものになる、…はずなのだが、決して見通しは良くなかった。…

Vol.40 シルバーストーン Video

TV放送 「いま、Hiro Arazeki って言ったよ!」Virgin TVを通してよく Youtube を見ている 6歳の次男が叫んだ。んなわけないだろと思ったが、Silverstone Race2 が Youtube に上がっていた。EURO Sports TV の放映キャプチャーを誰かが上げたのだろう。ホン…

Vol.39 2020 BSB シルバーストーン ナショナル(Ducati Cup R3)

Silverstone National シルバーストーンサーキットは、ロンドンから北に車で1時間半程のイングランド内陸中央部、空軍基地跡に広がる世界で最も有名なサーキットのひとつ。F1 や Moto GP の英国ラウンドもここで開催される。全長は GP コースが 5.891m、Inte…

Vol.38 2020 BSB スネッタートン300(Ducati Cup R2)

なんと !!! 第2戦スネッタートン300 ラウンドは、開幕戦から2週間後、8月21-23日の日程で開催される。ここは本来は得意なタイプのトラックで、クラブレースでは優勝もしている。しかし、長いブランクから復帰した去年の BSB初参戦で悲惨なレースをしてすっ…

Vol.37 2020 BSB R1 ドニントンパーク ナショナル(Ducati Cup R1)

コロナ禍中の開幕 いよいよシーズンが始まる。開幕前の準備では、順調な仕上がりから最後の最後で急降下した。仕上げのつもりで参戦して悲惨な展開となった先週末のクラブレースでは、私がそのクラブレースにフル参戦していた時代に打ち負かしたライダーも多…

Vol.36 BSB 開幕への仕上げ。NLR スネッタートン300 ラウンドに参戦。

NLR Championship Round1 Snetterton300 on 1/Aug/2020 NO LIMITS RACING 選手権 R1 Snetterton 8月1-2日の週末、No Limits Championship 第一戦がスネッタートン300で開催される。クラブ(アマチュア)レースも通常は 3月からシーズンが始まるが、今年は BS…

Vol.35 いよいよ BSB 2020 シーズンがはじまる!(久しぶりの投稿です)

シーズンが始まるようだ 2020年も 6月になった。イギリス社会は徐々にコロナ禍の闇から夜明けに向かっている。しかしまだまだ不透明。今シーズンは無くなるのか、と思い始めていた頃、F1 と Moto GP がシーズンを再開するというニュースが聞こえてきた。やる…

Vol.34 参戦決意! しかしパンデミック…

2020 シーズンへ向けて 最終ドニントンラウンドから 2ヶ月ほど経った 12月のはじめ、Jason から「私が望むなら継続参戦 OK 」の連絡が来た。2019シーズンは後半だけの参戦だった。目に見えた貢献はしていない。しかし、明らかに向上し続けていること、4戦を…

Vol.33 ライディング探求

来シーズンが有るならば 夢の舞台への初チャレンジのシーズンが終わった。開幕前の大けがによる出遅れからは、それなりに頑張ったと思う。しかし結局参戦した 4ラウンドをかけて、当初考えていた自分の居るべきポジションを目指す戦いになった。最終戦でもう…

Vol.32 2019 BSB ドニントンパーク(Ducati Cup R8)-後編-

最後のチャンス 迎えた10月6日(日)。今シーズンのラストレース。BSB 最終ラウンドは 2週間後のBrands Hatch だが、その最終戦はショーダウンと称してスーパーバイククラスのレースが 3レース組まれる。それに伴って Free Practice セッションや Warm Up セ…

Vol.31 2019 BSB ドニントンパーク(Ducati Cup R8)-前編- 

最終戦 怪我による出遅れで後半戦だけの参戦になった 2019シーズンもいよいよ最終戦。BSB Ducati Cup 第8戦は、4-6 OCT の日程でドニントンパークサーキットで開催される(サーキット概要は Vol.7 参照)。今回も大観衆が訪れた。 これまでの自分の位置には…

Vol.30 オランダ紀行(牧歌的だけではない景色)

オランダの田舎町 オランダからの帰りのフェリーは 、ロッテルダム近くの Hook 港を 22時に出港する。Super bike などの他のレースは観ず、早めにサーキットを出て観光をしながら帰ることにした。観光と言ってもそこまでの時間は無い。『大堤防』を通るため…

Vol.29 2019 BSB TTアッセン(Ducati Cup R7)

TT Circuit Assen アッセンサーキットは、オランダ北部のややドイツよりにある。国土の中央付近に位置する首都のアムステルダムからは、北東へ車で 2時間半ほど。サーキットの歴史は古く、最初にレースが開催されたのは 1925年。そして、1949年に 2輪世界選…

Vol.28 NLR ドニントンパーク ラウンド

NLR Donington Park Round に参戦 BSB の次の舞台はオランダ Assen 。BSB は全英選手権だが、毎年オランダのアッセンTTサーキットでのラウンドが組まれている。なんとも心躍る。ただそこまで 5週間空く。一方でアッセンラウンドの後、Ducati Cup 今シーズン…

Vol.27 2019 BSB カドウェルパーク(Ducati Cup R6)

Step by Step 次の舞台はおよそ 1ヶ月後の 16-18 AUG 、マウンテンで有名な Cadwell Park Circuit(サーキット詳細は Vol.11 )。下の写真は今回のラウンドの最高峰クラスのもの。シェフにしろ、エンジニアにしろ、何の世界でも一流の方々というのは素晴らし…

Vol.26 2019 BSB スネッタートン 300(Ducati Cup R5)

プロ選手権デビュー 私にとっての BSB(全英二輪ロードレース選手権) 初戦は、2019年 7月19-21日開催のスネッタートンラウンドとなった(サーキットの詳細は Vol.6 参照)。2014年にレンタルトラックバイクで初めて走った時はインストラクターを振り切り(V…

Vol.25 夢の続き 

バッドラック再び しかしどうしてこうなるのか。やっと体が出来上がってきた 2月の中旬、その日も Gym でいつものメニューをこなしていた。鉄アレーを持った踏み台昇降。振り上げた右足から勢いよく床に降りた。その瞬間、良く言われる、ブチッ!という大き…

Vol.24 人間万事塞翁が馬

BSB Ducati TriOptions Cup 不自由な松葉づえ生活を送りながら、時々ガレージのバイクやトロフィーを眺めていると、その躍動的な活動がとても恋しく思えた。来年は MSS に付いてフルシーズン参戦しようかな。でもあれから来年へのお誘いもない。お客様トーク…

Vol.23 MSSとレース参戦? 

新たなバイクロマンを探して 9月にブランズハッチで壊れたバイクは、翌年、2017年の 3月に修理を終えて戻ってきた。バイクを手放すことを考えていたので、今回は売却し易いライムグリーンカラーを施した。ツーリングバイクに買い替えて大陸ツーリングしよう…

Vol.22 ひとたび夢の終わり

Awards Dinner Ball 2017年1月、バーミンガムのホテルで 「2016 AWARDS & WINTER BALL」と題した、シーズンの年間表彰式を兼ねた、No Limits Racing 主催のディナーパーティーが有った。欧米人はパーティー好き。これほどの団体活動ともなれば、当然のように…

Vol.21 Round7 ブランズハッチ

It is what it is. 9月24-25日、前戦の大失態でポイントリーダーの座を Michael に譲った後の今回の舞台はブランズハッチ・インディサーキット(サーキットの詳細は Vol.9 参照)。 ポイントリーダーとの差は 68.5ポイントもついてしまった。前戦ではランク …

Vol.20 Round6 カドウェルパーク

調子に乗る 8月13-14日、チャンピオンシップリーダーとして迎える今戦は、昨シーズン、出場したランドの中で唯一優勝の無かったカドウェルパークサーキット(サーキットの詳細は Vol.11 参照)。美しい国定公園内にある、世界に類を見ないイギリス特有のレイ…

Vol.19 Round5 シルバーストーン

謎の R1ライダー 7月16-17日、次の舞台はシルバーストーン・インターナショナルサーキット(サーキットの詳細は Vol.10 参照)。F1 や Moto GP の UK ラウンドも開催されるサーキットの敷地は広く、クラブレースにおいては(時に BSB でさえ)、大会管理の観…

Vol.18 Round4 アングルシー

それでも好き 6月11-12日、前ラウンドで 2勝してようやく調子が上向いた次の舞台は、因縁のアングルシーサーキット(サーキット詳細は Vol.12 参照)。私にとっては去年、ほぼ手中にあったチャンピオン獲得が一瞬で消え失せた因縁のトラック。昨年のシリーズ…

Vol.17 Round3 ドニントンパーク

仕切り直し 5月14-15日、仕切り直しの第3戦の舞台は、勝手知ったるドニントンパーク(サーキット詳細は Vol.8 参照)。5月に入ってだいぶ天候も安定してきた。今シーズンはこれまで、第1戦は準備不足による妥協、第2戦は大雨と不運によってまともに戦ってす…

Vol.16 Round2 スネッタートン 300

雨、雨、雨 4月16-17日、第2戦の舞台は昨年のデビュー戦で良い結果を残したスネッタートン(サーキットの詳細は Vol.6 参照)。ここで勢いを取り戻したい。嫌いではないコース。金曜の練習走行ではそこそこの感触を掴めた。 夕方、コースから帰ってきた一人…

Vol.15 Round1 オールトンパーク 

なんだか勝手が… 2016シーズンの第1戦は 3月25-26日、昨年不出場のオールトンパーク(サーキット詳細は Vol.7 参照)で開催される。英国特有の古典的レイアウトを持つ、カドウェルと並んでイギリスの一般ライダー達に愛されているサーキット。日本人には馴…

Vol.14 このままでは

肩の怪我 失意の中、冬の間はリハビリに務めた。左肩の怪我は重傷だが手術は回避された。怪我の数日後、全身麻酔までして手術室に入った後、執刀するシニアドクターが先送りにした。少し特殊な怪我。手術しなくても日常生活は送れるようになる半面、手術自体…

Vol.13 第8戦 ドニントンパーク

微かな望み 最終戦(第8戦)は、アングルシーラウンドから約 1ヶ月後の10月10-11日、第3戦と同じドニントンパークを舞台に開催される。前戦では、チャンピオンに大手を掛けながら、しかも絶好調の状態に有りながら、4レース中 3レース欠場ノーポイントという…